ギター弾きの恋

桜も咲き始めてすっかり春!と思いきや、ちょっと花曇りのお天気ですね。
連休はいかがお過ごしでしたか?私は、ちょっと体調を崩しつつも、来月Live(4/23渋谷North Marine Drive)の新曲の仕込みを。新曲は12曲!前回Vol.2とかぶる曲が1曲しかないことに気づきました。尾花さん(gt)、ゴメンなさい・・。

 

それはさておき。最近ふと借りたくなって観たDVDをご紹介します。ウディ・アレンの『ギター弾きの恋』。有名なんでしょうか?私は観そびれていたようで、初めて観ました。舞台は1930年代のアメリカ、シカゴ。ジャンゴ・ラインハルトに憧れる「世界で二番目にうまい」ギタリストが主人公。不器用で自惚屋だけれどギターの腕だけは素晴らしい、どうしようもない男を、ショーン・ペンが絶妙に演じています。とにかく、音楽と洒落が効いていて、ツッコミどころ満載で、面白い。のに、とっても、せつない。ドーンと何かが残るのです。暫く色々考えさせられたけれど、不思議と元気になった映画。また時々観たいものです。

そして似たような設定の古いイタリア映画(物語は全く違いますが)、フェデリコ・フェリーニ『道』も併せて観ました。

女性としては「何てひどい男!」と思うけれど、人間としての深いテーマが潜んでいて、最後までグッと引き込まれてしまう映画でした。白黒で、風景がきれいな訳でも、俳優女優陣がとりたてて美しい訳でもなく、「えええ?」な場面も多いのですが。それでも引き込まれてしまうのが、名画たる所以なんでしょうね。また歳を重ねてから、観たくなるのでしょうか。