渡辺貞夫 feat. Mônica Salmaso Live@Cotton Club Tokyo

祝日の月曜は, 渡辺貞夫 feat. モニカ・サウマーゾLive @丸の内コットンクラブへ。
15年程前、ギターと唄のアルバム"Afro Sambas"を聴いて以来、その深い声に魅せられてきたブラジルの歌姫モニカ・サウマーゾの唄声をようやく生で聴くことができました。天賦の深い声と知性、母性、エレガンス、ユーモア。本当に素敵!

 
貞夫さんのオリジナル曲を中心に、ブラジルのスタンダードも織り交ぜての選曲。
彼女の真骨頂を感じられた"Canto de Xango"、"Valsinha"では、思わず涙。日本語の唄も、とても素敵でした。
ブラジルからのミュージシャン勢も、個性豊か。
いちばん"Jazz"に寄り添っていたHelio Alves(piano)、キレがあって躍動感が心地よいSidiel Vieira(bass)、
ブラジリダーヂを表現しながらもエレガントで抑制の効いたドラミングが素敵なEdu Ribeiro(drums)、
控えめながら誠実で美しい音を奏でていた8弦ギターのPaulo Aragão(guitar)。もう、うっとり聴いてました。
そして84歳にして、素晴らしい歌心とエナジーを届けてくださった、渡辺貞夫さん。
長きに渡り、ブラジル音楽を日本に伝えてくださり、今またこうして
モニカ・サウマーゾを連れて来てくださって、本当に感謝、リスペクトしかありません。
お若い頃、Baden Powell/Vinicius de Moraesの"Afro Samba"を聴いてブラジル音楽にのめりこんだ、とのこと。
そしてBadenと共演したり、深夜まで一緒に騒いで怒られたり、というお話も興味深かった。
会場には、御大ピーター・アースキン(drums)の姿も。大きな温かいオーラを持つ方でした。
先週は久米雅之さん(ds)セッション、伊藤志宏さん(pf)トリオシンクレティアと、
素晴らしいLiveを立て続けに堪能した一週間。沢山刺激いただきました。
積み上げた方々の音楽力にはまだまだ到底及ばないけれど、
今日からまた一歩ずつ着実に。進んでゆきますよ。