庭園美術館へ

よく晴れた冬の日曜日。寒かったですね...。

 

目黒のjazz clubのお昼セッションで唄った後、

せっかくなので、近くの東京都庭園美術館へ。

何年ぶりだろう?とても久しぶりだったかも。

 

今開催中の企画展は、『装飾は流転する』。

"装飾"をテーマに、色々なフォームの現代アートがあちこちに。

"装飾”って何?と言われると、考えてしまうけれど

"意志"だったり、"遊び心”だったり、"エンターテイメント”だったり、

本当に沢山のキーワードが浮かびます。

"矜持"と答える人、"人を悦ばせるもの"と言う人も。

兎角、今の時代は、"飾らない"こと、"ありのまま"だとか

"素材を活かす"こと、"シンプルであること"が好まれる気もしますが、

じゃあ"装い飾ること"って、どんな意味があるかと問えば...。

 

やっぱり意志や気概、人を愉しませることにも繋がるかな?と。

そして、自分自身の答えを考えた時に浮かんだ言葉は、"心の華"。そういうものがないと、人生はつまらない気がします。

 

なーんてことをぼんやり考えながら。この美術館はとにかくアールデコの美しい内装が素敵で、いちいち細かな意匠に目がいってしまいます。

この日は初めてこの建築に関する映像をじっくり観ましたが、フランスのアールデコ博にインスパイアされた日仏コラボのような建築なんですね。それでも、パリに住んでいた時はこんな建築にお目にかかることはなかったような...。勿論、行くところに行けばあったのでしょうけれど。

東京に帰って来てからめっきり美術館へ行く余裕がなかったのですが、たまには行かないと!と痛感。

お昼のセッションでもそうでしたが、普段自分がいるフィールドから離れて違う場所へ行くと、

いかに自分が小さな視点でしか見えていないかということがよくわかります。常識が常識でなかったり。

そんなこんなの師走です。ここからは文字通り走る気配...。来月のLiveへ向けて、着々と仕込み中です!