ウィーン・モダン展@国立新美術館へ

気づけば6月ももう下旬。何だか慌ただしい日々を過ごしています。

そんな中、今年の6月23日の「沖縄慰霊の日」には思うことが多々あり、

ここ数日色々な思いが頭を巡っていますが、そのことはまたあらためて。

 

そしてまたまた先週のことになってしまいますが・・思い出メモを。

先週の金曜日は、ウィーンモダン展@国立新美術館へ行ってきました。

そもそも上野のクリムト展とハシゴで観に行く予定だったところ、

前売りチケットが見当たらず、今回はゆったり六本木だけ行くことに。

 

クリムト展と違い、こちらのウィーンモダン展は

19世紀末から20世紀にかけてのウィーンの芸術を、

絵画やグラフィック・建築・工芸・ファッション・音楽など

様々な視点から集結させた展覧会で、個人的なお目当ての

クリムト&シーレ作品は、その一部ということでした。

 

それでも、今まで観たことのなかったクリムトの素描画(鉛筆画の繊細さ!)やポスター作品、ジャポニズムの雰囲気漂うロマンティックで刹那的な作品『愛』、そして貴重なエゴン・シーレ作品の数々(自画像の色彩、ひまわり、デッサンの線に感激!)のほか、オスカー・ココシュカのリトグラフ、ウィーン分離派展のポスターなどグラフィックも素敵で、見応えのあるものでした。

 

個人的にはクリムトは、有名な『接吻』などのほかにもNYのMoMAで観た"Hope,Ⅱ"が大好きでずっと心に残っている絵ですが、今回の来日展示では観られないようで、それだけが残念・・。エゴン・シーレもNYのノイエ・ギャラリーで観て強烈なインパクトでしたが、今回の展示作品はもう少しマイルドなものが多い印象。本や画像で観ていた作品でも、実物の色彩や線はやはり素晴らしく、凄みのあるものでした。本物を観ること、大事ですね。

 

慌ただしくても、心の栄養は大切。そして思考を泳がせること、自分の目で耳で身体で体感して、自分の頭で考えること、忘れないようにしたいと思います。このほかにも行きたい美術館、癒しスポットは色々あるけれど、またいつかのお楽しみに。。ということで音楽に戻ります♪