岩川光 & 尾花毅 duo live @四谷ホメリ

昨夜はいつもご一緒している7弦ギタリスト・尾花毅さんからのラブレターによって実現したという、世界的ケーナ奏者・岩川光さんとのduo live@四谷ホメリへ。以前から気になっていたお店、細長い造りの、遊び心とアンティーク感溢れる、素敵な空間でした(生音の響きも素晴らしくて)。初のduoは、お互いのオリジナルに、ジスモンチやエルメートなどブラジルの巨匠の曲を交えてのセットリスト。

 

岩川光さん。おおかたの予想どおり、野生と知性の振り幅が素晴らしい、いわゆる天才肌・変態系・野獣類(とてもよい意味で!)の方でした。飄々と愉快な人。楽曲に、空間の果てしない拡がりと、natureza/自然のあらゆる情景を感じさせる達人。通常のケーナから、長いヴァージョン(名前を失念)、サンポーニャ、オカリナなど、曲によって豊かに唄っていらっしゃって。

 

そして今まで私が観た中ではいちばん音楽的に「自由」だった尾花さん(岩川さんとしては「ポップ」で爽やか、明るい音楽、だとか?)。彼は元来サンビスタやショラオンというよりは、「ギタリスト」だなぁとあらためて。ブラジル音楽をベースにしながらも、さらに自由なフィールドへ羽ばたいていかれることでしょう。

 

おおらかさ、というのがお二人の共通点であり、何処か広い高原で心地よい風を受けているような、時には音の絨毯に乗って一緒に疾走させてくれるような、太古の昔に戻ったような、そもそも国境など存在しなかったような、そんな豊かでおおらかな音楽体験をさせてくれる。この2人が奏でる音は、そういう音でした。

 

これから更に自由に、沢山の境界を超えていくであろうduoの誕生に立ち会えたことを嬉しく思います。あんなふうに、大きく世界を向いて、自由に音を出していけたら...。「音楽は死なないから、大丈夫」。岩川氏の言葉に大きく頷いた夜でした。アルゼンチンの興味深いお話やキリンのディープなお話etc, アフターも笑いが絶えず楽しかった! そして尾花さんとの週末のレコーディング&来週のライブもますます楽しみです