6/7ナツメグカフェ、ありがとうございました♪

先週末土曜は三浦海岸ナツメグカフェにてKayo & Obana Duo Live、でした。

お越しのお客さま、貴重な時間をご一緒くださり、本当にありがとうございました♪

 

落ち着いた静かな海の目の前で、ここへ来るといつもホッとする、三浦海岸ナツメグカフェ。いつもこの季節にLiveさせていただくので、雨が降るかも?と思いつつ、この日はセーフ!暑すぎず寒すぎずの心地よい海風を感じながら、昼間のリハーサルを終えてお店に到着。

 

この日は、いつものMPB(Música Popular Brasileira: ブラジルのポップス)を1stセットに、2ndセットでは、日本のポップスを全曲(尾花さんのオリジナル以外)お届けするという、初の試み。

 

1stセットはDuoアルバムの1曲目でもある”A Chuva Caiu”という雨上がりの曲を。2曲目は最近レパートリーに入ったリオのほぼ同世代サンビスタAlfredo Del-Penhoの美メロBossa Nova曲”Longe de Tudo”,  そして3曲目はこの日の新曲1曲目、”Tudo Que Você Podia Ser”。Lo BorgesとMilton Nascimento名義のアルバム”Clube da Esquina”から、Borges兄弟作でミルトンが唄っているこの曲は、ミルトンを聴き始めた頃からとても好きだった曲。でも自分で唄いたいと思ったのは今回初めてでした。尾花さんのギターとも、想像どおり相性バッチリ!で、まだこれからもっと磨いていきたい曲です(日本語タイトル「君がなれ”た”全て」ですが、あえて前向きな「君がなれ”る”(はずの)全て」と私は解釈しています) 。久しぶりに演奏したゆったりサンバ・カンサォン”Mente ao Meu Coração”の後は、新曲2曲目”Sonhos 夢”。Peninhaというシンガーソングライターの70年代の曲ですが、カエターノが弾き語るヴァージョンが好きで、年明けあたりから頭の中で流れていた曲でした。かなりのルバートな語り風の曲ながら、尾花さんのギターとなら自然に成り立っていくのです。こちらもさらに磨きます!そしてお馴染み”Ate Quem Sabe”もサウダーヂな美しい曲。(今回何故かセットリストの半分が失恋の曲で、自分でも驚き!笑) そこからポジティブに向かうべく?、Djavanの“Sina”をCastanha do Paráというナッツの殻のアゴゴとともに。1st最後は、久しぶりにミルトンの名曲”Travessia”を、初心に立ち還る気持ちでお届けしました。

 

2ndは、日本のポップスの”雨”にまつわる3曲から。以前からのレパートリー「雨のステイション」と初めての「優しい雨」は、ブラジル北東部のリズムBaião(バイアォン)で、少しだけ軽やかにして。2曲目「雨の物語」は10代から馴染みがありながらの初演で、こちらも北東部リズムXote(ショッチ)で。「ワインレッドの心」は小学生の頃から好きな曲で、いつかLiveでも唄いたいと思っていたのがようやく叶いました(日本のポップスは実はあまり聴いていないという尾花さんも、これは知ってる!とのこと)。

続く尾花さんのオリジナルソロギターは、Live初演の新曲で、今のギター(通称ブランカちゃん)の音色にぴったりの、ロマンチックで優しい感じの曲でした。

 

そして泉谷しげるさんの名曲「春夏秋冬」。こちらも20代の頃から自分の中に浸透していた曲です。無骨だけれど優しくて、訥々と、真摯に日々を紡ぐ人への賛歌。私自身も、若かりし頃なかなか思うようにいかない日々を過ごした時間があったからこそ、今この曲をゆったり唄えるのかも、と思います。2ndセットの最後は、今年初めてduoで演奏した呉田軽穂ことユーミン作曲の”Woman-Wの悲劇より”。こちらはDori Caymmi/Rio Amazonas”を意識した尾花さん渾身のアレンジで。ありがたくいただいたアンコールでは、時々このDuoで演奏してきた、はっぴいえんど「風をあつめて」。軽やかに、東京の飄々とした日常へ戻っていくイメージでお届けしました。また東京での日常に疲れたら、ふらっと三浦へ伺いたいと思います。

 

お馴染みのお客さま、いつも応援くださるお客さま、遠方より遥々いらしたお客さま、初めましてのお客さま。

アットホームなお店の温かい雰囲気の中でLiveをさせていただけて、じんわり嬉しい時間でした。

沢山お心遣いくださった、ナツメグカフェ佐藤さんご夫妻、尾花さん、本当にありがとうございました♪

 

◾️2025/06/07(sat)
Kayo&Obana Duo Live@三浦海岸ナツメグカフェ

::::: 1st set :::::
(1)A Chuva Caiu 雨降りぬ/Antonio Carlos Jobim & Luiz Bonfa
(2)Longe de Tudo 全てから離れて/Alfredo-Del Penho & Zelia Duncan
(3)Tudo Que Você Podia Ser 君がなれる全て/Lô Borges & Márcio Borges (Milton Nascimento/Clube da Esquina)
(4)Mente ao Meu Coração 私の心に嘘をついて/F.Malfitano & P.Pires
(5)Sonhos 夢/Peninha(Caetano Veloso)
(6)Até Quem Sabe いつかまた/João Donato&Lyslas Enio
(7)Sina 運命/Djavan
(8)Travessia トラヴェシア/Milton Nascimento & Fernand Brant

::::: 2nd set :::::
(9) 雨のステイション/荒井由実
(10) 雨の物語/伊勢正三
(11) 優しい雨/鈴木祥子&小泉今日子
(12) ワインレッドの心/井上陽水&玉置浩二
(13) 尾花毅 original solo guitar (untitled)
(14) 春夏秋冬/泉谷しげる
(15) Woman -Wの悲劇/松本隆&呉田軽穂

::::: Encore :::::
(16) 風をあつめて/松本隆&細野晴臣

ありがとうございました🙏✨

 

***

 

次回このDuoのLiveは、7/12(土)17:00-渋谷ノースマリンドライブにて。

何と年内で閉店してしまうというショッキングなお知らせを聞いたのが先日。

想いは沢山、色々あるのですが、ひとまずこのLiveが開催できることを願って。

もしよろしければ、ご予定空けておいていただけたら嬉しいです!

 

それとは別に、8/2(土)夜にも蒲田エスパッソ・ブラジルで

スペシャルな4人編成でのLiveを予定しています。

(詳細はSCHEDULEページをご参照ください)

どちらかで、もちろん両方でも、お会いできますように♪